MIDI検定試験とは
MIDI認定制度はMIDI規格を広く一般社会に普及啓蒙する事を目的に、規格内容の認識・活用レベルを標準グレード化してMIDIを活用できる人材を数多く創出する事を目指して平成11年度よりスタートしました。 当初のグレードは初級クラス3級からのスタートでしたが、現在までに上級クラス2級、入門クラス4級も制定され、各クラスにあった検定制度のガイドブックの充実も図られ、検定試験会場は全国の主要都市で開催されるまでになっております。 スタート以来の受験者総数は一万人を超え、その中から353人の方が上級資格者として活躍が期待される2級合格を果 たし(平成15年6月現在)、既にMIDIを活用する協会会員企業をはじめ各企業で実力を発揮して活躍している資格保持者も誕生しています。 この度、開設する運びとなりました「midilicense.com」はMIDI検定制度を通 じ、AMEI協会会員企業と資格保有者、また、資格保有者間の情報交流、更にはMIDI検定試験の受験を予定している一般 の方々へのインフォメーションを目的に開設致します。 MIDI検定制度を通じて多くの方々がMIDI規格を正確に認識し、資格保持者が求められたニーズに合った世界で活躍され、MIDI規格の更なる普及啓蒙のメディアとして多くの方々が活用下さる事を願って運営して参ります。
= MIDIを理解し活用できる人材育成のための認定制度 = -コンピュータミュージックの共通ライセンス- ●一般社団法人音楽電子事業協会では、音楽情報を効率よく伝達するための規格「MIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格」を理解し活用できる人材育成を目的として、日本シンセサイザープログラマー協会(会長:松武秀樹)の協力を得、 「第6回MIDI検定試験(3級)」「第5回MIDI検定試験(2級1次筆記)」を「平成15年12月7日(日)午後1時分より3級(90分)、午後3時より2級(90分)」全国(東京、大阪、名古屋を始め全国主要都市)80会場にて実施致します。毎年受験応募者は約3,000名にのぼり、改めてMIDI関連、デジタルミュージック関連の音楽制作に興味と関心をもつ若者の多い事が伺えます。 過去の合格者は3級:8245名(合格率70.3%)2級筆記:1106名(合格率40.7%)3級合格者には「3級合格証_MIDI LICENSE_カード ブルー」を全員に送付致しました。 ●発展を続けるマルチメディア社会の中で、文字や映像などと並び、重要な要素の一つに音/音楽があげられます。そしてマルチメディアの音/音楽の中で中心的な役割を果 たしているのが、いわゆるMIDI規格です。MIDI規格は、電子楽器の制御プロトコルとしての活用はもとより、電子音楽のソフトウェア、コンピュータネットワークでやりとりされる音楽データや、通 信カラオケの送信データ、携帯電話の着信メロディにいたるまで、電子音楽の事実上の標準規格となっています。 この様な状況のなか、MIDIを使った音楽制作の現場では、MIDIに関する知識を持ち、データの制作・監修ができる人材が求められています。 全国約40校の電子音楽専門学校および楽器店を中心に、この人材育成を目的として、MIDI検定試験が毎年実施されております。
■MIDIとは、Musical Instrument Digital Interfaceの頭文字を組み合わせた言葉で、音楽情報を効率良く伝達するための規格です。カセットテープやビデオテープのように、メーカーや機種に関わらず使うことの出来る統一規格です。MIDIの演奏情報とは、楽器演奏の要素となる「音の高さ、大きさ、長さ」と音色や効果 を、数値化(記号化)したものです。音楽波形そのものを伝達するのに比べ約100分の1に圧縮された効率のよい音楽情報です。MIDI規格の電子楽器(シンセサイザー等)を演奏すると、そのMIDI OUT端子からは常に演奏情報が出力され、これを録音(記録)する事が基本的なMIDIの音楽制作です。 テープ録音とは異なり内容は数値化されたデータですから、変更編集が可能です。編集可能な音楽制作はMIDI活用の最大の特徴です。そして鍵盤楽器によって演奏されたデータも、コンピュータのマウスやテンキーで打ち込まれたデータもMIDIにとっては同じ数値です。音楽制作の場も録音スタジオから机の上へと移り変わり、これがDTM(デスクトップミュージック)と言われるゆえんです。 電子楽器とコンピュータを結ぶMIDIは、現代の音楽制作に大いに貢献しています。もちろん、DTMには無くてはならない存在です。音楽制作が専門家だけのものでは無くなり、誰にでも音楽制作を可能にしたのも、MIDIのメリットです。 MIDI、それは日本の電子楽器メーカーが、海外のメーカーと共に協議、検討し実現した世界共通 の規格です。MIDI、それは最も合理的な音楽の伝達方法です。楽譜(5線譜)と共に、国境、人種、言語を問わず、音楽を伝える事が出来るのです。この為、MIDIは楽器の世界以外でも注目を集めています。この『MIDI規格』によって電子楽器の世界が飛躍的に成長し、コンピュータ・ミュージックも発展し、通 信カラオケの世界も開けてきました。更に照明のコントロール・録音録画のコントロール・ロボットのコントロール(制御)等々に使われ、益々その応用範囲が広がる事が予想されます。 ◎『MIDI』は一般社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。 AMEIは、「MIDIの団体商標権」を所有しており、商品のカタログ、オーナーズマニュアル(取扱説明書)、チラシ等に会員以外が『MIDI』を使用・記載する事はできません。 ■「MIDI」の活用 1)「MIDI」は電子楽器と電子音楽の世界共通の「ことば」です。MIDIに対応していればどこの国の楽器でも、どこのメーカーの楽器でも「会話」ができます。 ・例えば「A」のデジタルピアノが「B」のシンセサイザーにMIDIで話し掛けます。「Cの音を8分音符で鳴らして下さい」、すると「B」のシンセサイザーはそのとおりに鳴ります。
・ このMIDIの中味はデジタル信号。楽器の「MIDI IN」「MIDI OUT」「MIDI THRU」という接続端子から出入りします。 2)MIDIは電子楽器だけでなくコンピュータとも「会話」ができます。だからパソコン音楽が楽しめるのです。 ・さらに、パソコンの中に入っている音楽は、パソコン通信やインターネットで、遠く離れた場所、海外へも、瞬時に送る事ができますし、受け取る事もできます。 3)MIDIは楽器やコンピュータの世界にとどまらず、他の分野へも広がっています。 ・街のカラオケルームの「通信カラオケ」はお店にMIDI音源がおいてあり、カラオケの演奏データは、MIDIで送られて来るのです。 ・携帯電話の着信メロディの送受信にも活用されています。 ・また、テーマパークやアミューズメント・スペースでの自動演奏装置の多くはMIDIシステムによるものです。 ・さらに、MIDIシステムは、照明装置や、各種スイッチングの自動制御装置とも連動し、ステージやホールなどでも大活躍しています。
電子音楽の事実上の標準規格であるMIDIを理解し活用できる人材育成の為の認定制度です。
「制作仕様書に沿ったデータ制作が可能かどうか」「データが譜面 通りに作成されているか」「作業時間が平均的なレベルであるかどうか」「提出データのフオーマットが正しいか」
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